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おいしい食事で満たされたお腹を揺らしながら、
みんなはそれぞれのバッグから手ぬぐいとエプロンを取り、
いざ味噌仕込みのための戦闘体制に取り掛かります(笑)。
このときまでは、味噌仕込みがどれほどハードなものか、
まったくもって想像がつきませんでした。
それはそうです。最初にバスに集合したとき、
『今日は美味しいものをたくさん食べて、楽しんでくださいね』
って、言っていましたものね。『疲れる』なんて、一言も…。
さて、オリエンテーションのとおりに麹(こうじ)と塩を混ぜ、
いざ味噌仕込みの大会のスタートです。

作業内容の大半は『こねる』、とにかくコネる!!
目の前にある青大豆のミンチに、麹と塩が均一に混ざるよう、
まずはひたすらこね、小ぶりのメロンくらいに丸めていきます。
ある程度こねたら、隣の人のものと交換。
お味噌というのは非常にデリケートらしく、
混ざり方だけでなく、こねられた『強さ』も均一になるのが大切とのこと。
握力や筋力がそれぞれ違う人が何人も関わるのですから、
こうした交換がとても重要になってくるそうです。

こねては交換し、また崩し、ぐちゃぐちゃに混ぜ、またこねる。
こんな繰り返しを約1時間半ほど繰り返し、
目の前の青大豆ミンチは、いよいよ味噌に近い姿になりました。
現地に住むおばあちゃんが具合を確認し、ようやくのOKサイン。
こねた味噌は、どんどんタルの中に投げ込まれていきます。
『投げ込む』という作業にも、立派な理由があります。
それは、空気が入らないようにする、ということです。
空気が残ってしまうとそこだけ熟成の具合が変わってしまい、
味噌が同じ味を保てず、または腐ってしまうこともあるそうです。

タルがお味噌でいっぱいになったら、塩をまんべんなくまき、終了。
これで半年から一年くらい、涼しく風通しのよいところに置いておけば、
いよいよお手製の『青大豆のお味噌』ができあがります。
ちなみに、お昼にいただいた『ほうとう』のお味噌も、
実は3年ほど前に仕込んだ、青大豆のお味噌なんですよ!
仕込みたてのお味噌がどんなお味か、内緒で口にしてみると、
早くもお味噌の味がしました。ちょっと強めの塩分が、
『お味噌汁意外にも、焼きおにぎりとかでもおいしそう』
などと思わせてくれました。完成の日が、本当に待ち遠しいですね。

★あとがき
「また来年、必ずお会いしましょうね!」
現地の方からのそんな一言は、とても心の琴線に触れました。
だって、こんな機会がなければきっと関わることのない方々から、
また来てね、と田舎のおじいちゃん、おばあちゃんに、
言ってもらえたような気持ちに、なったからです。
来年もまた来ます。だから、現地の方々もお変わりなく。
これで今年の空土ツアーは、全日程が終了。
ほとんどご参加された方も、1回だけご参加の方も、
きっとそれぞれの『都市農山村交流』を、味わえたのかと思います。
それが普段の生活に少しでも変化を与えたのであれば、なによりです。
来年度の空土ツアーは、もっともっとヴァージョンアップの予定。
その日が来るのを楽しみに、またお会いしましょう。
そうそう。
もし増富に行きたくなったら、いつでもお待ちしていますからね。
それでは!
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