2012年01月19日
トマトの話
みなさん、こんにちは。
暦の上では大寒(だいかん)、一年の内で最も寒さの厳しい時期になりました。われわれ農場スタッフも、この時期は農作業は一休み。昨年の営農結果の振り返りや、今年の作付計画の作成など、事務作業にいそしむ日々が続いています。
そんな中、昨年のことを振り返りながら、今回は昨夏の空土バスツアー「親子夏野菜収穫体験」でも参加者の皆さんに収穫してもらった「トマト」についていろいろと書いてみたいと思います。
トマトはナス科の植物であるということを皆さんご存知でしたか? トマトはナス科トマト属の植物で、世界にはなんと8,000種類以上ものトマトが存在します。最初に栽培されたのは西暦700年代の初頭、アステカやインカの民によってであると言われています。その後、スペイン人がラテンアメリカに到達した際にヨーロッパに持ち帰って栽培されるようになりましたが、イギリスでは鮮やかな赤色がもてはやされた反面、毒があると信じられて、当時は観賞用として利用されていました。日本には江戸時代の寛文年間頃に長崎に伝わったのが最初。青臭く、また真っ赤な色が敬遠され、こちらも当時は観賞用で「唐柿」(からがき)と呼ばれていました。
以上、トマトの豆知識でした(笑)。さて、えがおファームで栽培しているトマトは、自然農法での交配種である「ボニータ」という品種で、中玉で甘みが強く、完熟したものは糖度が7~8度と通常のトマトの倍近い甘さです。
育て方ですが、3月中旬に種まきをした後、ビニールハウスで苗を育て、5月下旬頃に畑に定植。2ヶ月以上も温室で育てた後の畑デビューです。昨年は畑に移した途端に枯れかけた苗が多く見られ、心配させられましたが、その後はきちんと生育して一安心。
えがおファームの野菜の中でも、トマトは最も手のかかる作物の部類に入ります。まず、トマトはあまり水気を好まないので、屋根をかけて雨から守ってあげます。こんな感じです。
この後、誘引や芽欠きといったさまざまな手入れをして、はじめて収穫にまでたどり着くのです。下は誘引の写真。このように茎を一本一本支柱に縛りつけて、きちんと上に伸びていくようにしていきます。
そして8月に入ると、ようやく収穫の時期となります。これだけ手をかけて育てたものなので、実が赤く色づいて最初の収穫を迎える時は嬉しさもひとしおです。
昨年は気候に恵まれたせいもあってか、例年よりも収穫量が多かったです。ただ、トマトは連作(=同じ場所に同じ作物をつくること)ができないタイプの野菜なので、今年はどの畑に作るか、これから頭を悩ませる日々が始まります。ともあれ、空土ツアーで皆さんに増富の美味しいトマトを食べてもらえるよう、今年も頑張ります!
以上、農場スタッフがお届けしました。
