2010年07月20日
みなさん、こんにちは。
6月の中旬に播種された青大豆がぐんぐんと成長しています。
かかしのスザンヌがしっかり働いてくれたおかげでハトの被害にも遭わず、
7月の暖かい気候と太陽の日差しを浴びて大きくなっています。
今回は豊かな実をつけるために欠かせない作業「中耕」と「土寄せ」の状況をお伝えします。
「中耕」とは一列に並んで植わっている大豆と大豆の畝間(列の間)を管理機で耕していく作業です。これにより除草作業が行われます。
「土寄せ」は伸びてきた大豆の根元を土で埋めてあげることです。
埋まってしまった茎の部分からはナント! 新しい根が出てくるのです!
土の毛布を首元までかけてあげる感じですね。
多くの根を出すことで、土中の養分を確実に吸い上げ、さらにどんどん重たくなる大豆自身の体をがっちりと支えるのです。当然ながら、実の付きも良くなるのです。
実は、この中耕と土寄せは同時に作業できます。
まだ大豆が小さいときは中耕だけをして除草します。
大豆が成長し、土寄せができる大きさ(約20cm)になった時期以降は
雑草の生え具合を見ながら土寄せを定期的に行っていきます。
この時期には、すでに大豆は30cmほどに成長していますので、
今回は両方の作業を同時に行う様子を紹介します。
では、早速見ていきましょう。
まずは管理機の紹介、クボタの「Midy」です。

今年から登場したNewフェイス。小さなボディーに大きなパワー。
なかなか乗り手を選ぶパワフルな奴ですが、使いこなすと作業がどんどん進んでいきます。
現在、手なずけているのは農場長のみ...。スタッフはさらなる精進が必要です。
作業前のファームの様子はこちら。

根元に雑草が生えてきて大豆も迷惑そうですね。中耕して土寄せをしてあげるとどうなるか...。最後のほうで紹介する写真で比べてみてください。

作業の拡大図。
本体の下に見えるシンバル内側の部分にツメがあり、これで耕耘をしていきます。
そうして耕され柔らかくなった土を後ろの黄色の羽のような部分「培土機」で土を寄せていきます。

大きな草は手で除草する必要がありますが、小さな草はこうやって埋めてしまうことで処理できます。

これを丁寧に定期的に行うことで除草作業をする必要がなくなります。
作業後の様子がこちら。

根元がしっかりと土に覆われ草が無くなり大豆も居心地がよさそうですね。

作業前の写真と比べていただけるとわかると思いますが、草が無くなり大分スッキリとしてしっかり土が見えていますね。
このような状態に畑を保ってあげることで、野菜たちは実りの喜びとおいしい食べ物を人間に分けてくれるのです。
次回の報告は8月を予定しています。
すっかりと成長した青大豆の様子をお届けできると思います。
それまで草に大豆の成長を邪魔されないようにしっかりと管理していきます。
次回の報告を楽しみにお待ちください。
それでは、農場スタッフからの報告でした。
2010年07月13日
みなさんこんにちは。
空土ファームの野菜たちですが、7月に入っても順調に生育を続けています。
収穫まであと一息。
今回は先日行ったジャガイモの芽かき・土寄せ作業についてご報告します。
芽かきとは、不必要な芽を取り除くことを云います。
これにより、残した芽に栄養分が集中し、
生育が促進され、立派なジャガイモに育ってくれるのです。
芽かきのやり方ですが、株の中の太い芽を3本ほど残し、他の芽を引き抜きます。

このとき、地中のタネイモが抜けないように株の根元を片手で押さえ、
もう一方の手で芽を持って引き抜くのがポイントです。
すると、これくらいの株が...

これくらいまですっきりとします。

芽かきをした後は、株元がぐらぐらしてくるため、土寄せをします。
土寄せとは、農作物の根元に土を寄せかけることを云います。
これにより、根をしっかりと張らせることが出来るのです。

今回はジャガイモのご報告でしたが、
次回は他の野菜の生育ぶりについてもお伝えしたいと思います。
今後も収穫までの畑の様子を定期的にご報告していきます。
以上、農場スタッフからのレポートでした。
2010年07月07日
みなさん、こんにちは。
今回は、みなさんにお田植えしていただいた御門集落の棚田の草取り作業を
レポートします。
5月22日、空土バスツアー「親子田植え体験」、5月29日酒米づくりツアー「お田植え編」でお田植えしていただいた、棚田の稲は順調に育っています!
私たちの農場では農薬に頼らない方法で米、やさいを育てています。
その栽培方法において、作物の生育を促すには除草作業が大きなポイントと
なってきます。
この除草作業を怠ってしまうと、収穫がほとんど望めません。
それでは実際に、田の除草作業はどのように行うのか見ていただきましょう。
私たちの農場では、除草作業を以下の3つのやり方で行います。
①ゴロという道具を用いての除草
②手による除草
③チェーンによる除草
それでは順に追って見ていきましょう!
まず①のゴロによる除草です。

「これがゴロです」
このゴロと呼ばれる道具で、稲が植えてある列と列の間(条間と言います)を押して歩き、
泥を転ばせます。

「ゴロを押すのは結構大変!」
そうすると、生え始めの若い雑草は水面に浮き上がってくるのです。
そして②の手による除草です。

「常に中腰で大変...。」
これは①のゴロによって入ることができない、稲と稲の株の間(株間と言います)を
手でかき回していきます。
またゴロでは除草できない、ある程度根付いてしまった雑草を駆除することを目的とします。

「手の除草作業のアップです」
この手による除草作業は常に中腰のため、3つある除草作業の中で、これが一番大変な作業です...。
畑や田を含めた全ての除草作業の中で、一番大変と言ってもいいでしょう。
この手による除草作業の労力を減らすため、先にゴロによる除草を行うのが懸命なのです!
そして最後に③番のチェーンによる除草です。

「これが秘密兵器!チェーン除草!!」
モップにチェーンをつなぎ、稲ごとなぎ倒して除草するやり方です。
これによって水草の種を浮き上がらせ、水草の発生を未然に防ぐ効果があります。
写真を見ると、稲をなぎ倒すので可哀想に思うかも知れませんが笑、しっかりと
根付いた稲はまたちゃんと立ち上がってくれるのです。
この除草方法は、有機栽培や自然栽培による稲作の除草において、かなり
スタンダードな方法になってきています。
このチェーン除草を計画的に行うことによって、①と②の方法による除草の
回数を減らすことができるのです!
この①②③の組み合わせで計画的に除草を行っていきます。
ただ、田に足を踏み入れることができるのは、目安として田植えから約40日。
それ以降に田に入ると稲の根を足で切ってしまい、生育が望めなくなってしまいます。
つまり、それまでにある程度雑草を取り除かなければ、収穫は望めないと言うことです。
お気づきの通り、5月の下旬に田植えをし、現在7月初旬です。
もう約40日、雑草との格闘は目処をつける時期にきています。
これらの除草の効果は、秋の収穫時に現れてきます。
10月の収穫を楽しみにしてくださいね!
きっとたくさんの恵みを与えてくれるはずです!
以上、農場スタッフからのレポートでした。