- 2010年8月のアーカイブ

8月6日、7日 空土親子キャンプレポート

みなさん、こんにちは。
今回は、去る8月6、7日に行われた空土親子キャンプの模様をレポートします。

キャンプ初日の6日は朝からあいにくの雨模様。スタッフ一同無事開催できるか心配でしたが、参加者のみなさんが到着した13時頃には雨も上がり、雨のおかげで気温も涼しくなった中、いよいよ親子キャンプのスタートです。

まずはジャガイモ堀りから。地域の農家の方から指導を受け、みないっせいに堀り始めます。

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今日収穫したものは全て、キャンプでの晩ご飯の材料となるため、皆さん力が入ります。
コンテナ一杯にジャガイモを掘った後は、いんげん、トマト、きゅうり、ナス、トウモロコシを収穫しました。特にトウモロコシは、生でも食べられると聞いてみんなびっくり!そして生で味わってみて、その甘さにまたびっくり!でした。

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その後「増富の湯」で、農作業でかいた汗を流して、いよいよキャンプ地のみずがき山自然公園へ向かいます。ここではまず、先ほど収穫した野菜を使って晩ご飯の準備です。お父さんとこどもたちが一緒になってかまどに火を起します。


一方こちらは、先ほど収穫した野菜を使ってカレー、サラダの準備です。

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みんなで力をあわせて作ったご飯は美味しい!たくさん作ったカレー、ごはんもあっという間になくなりました。

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その後はナイトハイクで自然公園の周りを散策。一周して広場に集まった後、ライトを消して空を見上げると、それはきれいな星空が広がっていました。流れ星も見ることができ、みんな大満足の一日の終わりでした。


翌日は朝早くキャンプ地を後にして、みんなで森に集合です。
この日最初のプログラムは森林体験、森林インストラクターの佐久間さんからの「森の中で目に留まったものを集めてこよう」との掛け声で、それぞれ目を惹いたものを集めます。みんなキノコに目が行ったのか、今回いろんな種類のキノコが集まりました。

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なかでも特に目を惹いたのが、写真中央にある茶色いキノコ。これはチチタケと言い、傷つけると白い液が出てきます。こどもたちもみんな興味津々。


次に行ったのはぶり縄体験。棒がついたロープ一本だけで足場を作って木に登るという、日本の林業における伝統技術であるぶり縄を皆さんに体験してもらいました。始めはみんな苦戦していましたが、最後には全員登ることができました。

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約2時間に渡る森林体験でしたが、みんなとても楽しめたようです。最後にインストラクターの佐久間さんと一緒に記念撮影。

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昼食後は、森の近くを流れる沢の清流で川遊びです。ゴールを目指して川をさかのぼっていくのですが、流れる水の冷たいこと!でも歩いているうちに冷たさも気にならなくなり、気がついたらみんな夢中で川を上っていきました。

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そしてゴールでは、清流で食べごろに冷えた桃がお出迎え!

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こうして2日間に渡る親子キャンプは幕を閉じました。今回は農業体験、キャンプ、森林体験と盛りだくさんのプログラムでしたが、参加した皆さんに思い出に残る体験をしていただければ、われわれスタッフとしてもこれに勝る喜びはありません。


以上、スタッフからのレポートでした。

小麦 ~収穫!!~

みなさんこんにちは。
前回の小麦の報告は6月の上旬。
あれから約2カ月の期間を経て、ついに小麦の収穫の記事をお送りできることができます。
今年度の空土ファームブログの中で、収穫の記事をお送りするのは小麦が一番はじめです。

思い起こせば昨年の10月16日、17日に行われました、三菱地所CSRツアー間伐体験・稲刈り時に播種していただき、約9カ月の歳月をかけて、ついに収穫となりました。
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収穫直前の小麦の様子です。
穂にはたくさんの実がつき、ゆっくりと風になびいています。

やはり収穫直前の作物は、姿も立派で、とてもきれいな景色を見せてくれます。
その姿を見せてもらうことで、我々も一年間の苦労をねぎらってもらっている気がします。
この様子が見られるのは、ファームにいるものの特権かもしれませんね。
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それでは収穫の様子を順を追って紹介していきます。
一般的に小麦は、刈り取った後、「はざ」とよばれる物干し竿の様な物に掛けて、天日干しします。
この作業を「はざかけ」と呼びます。
秋に収穫される稲の場合は、ほとんどの場合必要な作業です。
しかし、暑く乾燥したこの時期に収穫できる小麦の場合、この工程を省略することも可能です。
今回は梅雨明けの猛暑が続く日に刈り取りができたので「はざかけ」をせずに、いきなり脱穀の作業に入りました。


①小麦の刈り取り。
カマを使って手で刈ったり、バインダーという機械を使って刈り取っていきます。
刈り取ったものは方向をそろえて積んでおきます。

②脱穀
ハーベスターという機械を使っての作業です。
ファームの中でも1番を争う大きさの機械を使って作業していきます。
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機械の真ん中にベルトコンベアーがあり、そこに小麦を流し込んでいきます。
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手を挟まないように細心の注意が必要です。もし挟まれてしまうと...ご想像にお任せします。
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この機械にかけることで穂だけが袋に集まり、茎の部分は写真のように排出されます。
水色の服のスタッフの前の袋に穂が集まります。この袋いっぱいで30kg強の小麦が入ります。

③唐箕(とうみ)かけ
脱穀した小麦に混じったゴミを除去する作業です。
唐箕という機械を使って作業します。
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ちょっと見た目は古いこの機械ですが、小麦や花豆など様々な作物のゴミの除去に使える優秀な機械です。
ハンドルを回すと4枚の羽根が回転し、選別をしてくれます。
落下する選別物は、風力により、一番口、二番口、三番口に分かれて、小麦、くず粒、わら屑となります。風量の調整がキモですね。

以上の工程により小麦の収穫作業は終了です。
この後は製粉され様々な加工品になっていきます。

長いようで短かった小麦の栽培もこの記事で1クール終了です。
シカに食べられてしまったりもしましたが、無事に収穫までこれたことをみなさまに感謝しております。
また2ヶ月後には来年の小麦の栽培が始まります。
その時はまたご報告させてもらいます。

それでは農場スタッフからのお知らせでした。

空土たんぼの「中干し」

いよいよ梅雨が明け、空土ファームや空土の田んぼがある増富地域にも
短い夏がやってきました!
しかし今年、増富地域では夕立さえなかなか発生せず、作物に散水作業を
行ったりしています。
去年は多雨で悩まされましたが、今年は雨が欲しい時に降ってくれません。
何時だって自然と向き合うのはとても難しいものですね...。

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「最近の空土の田んぼです」

さてさて梅雨明け後、御門集落にある空土の田んぼでは「中干し」の作業を
行いました。
田んぼの「中干し」とは、田んぼから水を抜き、土をひび割れさせ、
乾燥させる作業を指します。
時期としては、お田植えから出穂(しゅっすい:稲の穂が出ること)まで
約80日かかるのですが、丁度その中頃に行います。
まさしく「中干し」なのです。

何故、田んぼの中干しを行うのか?と言いますと、昨年、御門の田んぼで
かかってしまった「いもち病」の発生を抑えることが第一の目的です。
昨年、「いもち病」にかかってしまった詳しいブログ記事はこちらです。
http://soratsuchi.com/farm/2009/09/8warning.html

空土の田んぼは十数年も休耕田だった場所を、開墾し再生しています。
休耕田だった土地は概ね肥沃で、窒素分が多く含まれます。
しかし、この窒素分が多すぎると、いもち病の発生リスクが高まるのです。
肥料分が多すぎても、病気になってしまいます!
それは人間でも同じですよね。

それでは、実際に中干しを行った田んぼの写真をご覧ください。

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「田んぼにひびが入っています!」

水田と言うくらいですから、そこから水を引いてしまうことは何だか
稲にはとっても良くない状況のように思えるかもしれません。

しかし、この中干しにより、田んぼの表面に亀裂が入り、酸素が根に供給され、
窒素分の吸収を抑える効果があります。
その他にも、開墾後の木屑が土中に残ると発酵し、ガスを発生し、稲の生育に
悪い影響を及ぼしますが、そのガス抜きの効果を果たしたり、また一度乾燥
させることにより、根元の土が強固になって収穫時に稲が倒れることを
防ぐ効果もあるのです!

ただこの中干しをしたからと言って100%、いもち病の発生を抑えられる訳
ではありません。
しかし発生リスクを抑えられたり、仮に発生しても被害拡大を防ぐことが
できます。
中干しの効果ってすごいですね!

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「深水にしています」

中干し後、田に足を踏み入れてみると、かちかちに固まって足が沈まなくなります。
そうなるまでには大体5日から一週間程度。
そうなれば、中干しの作業もほぼ完了!
今度は一気に深水(ふかみず:たくさん田に水を入れること)にして、
お盆の頃迎える大事な出穂期に備えるのです!

おいしいお米を収穫するには、実にたくさんの作業がありますね♪

以上、農場スタッフからのレポートでした。

酒米:畦板(あぜいた)が、、、。

みなさん、こんにちは。
夏真っ盛りの暑苦しい気候ですが、
いかがお過ごしでしょうか。

このプロジェクトで酒米『ヒトゴコチ』を栽培している田で、
ちょっとしたアクシデントが発生してしまいましたので、
そのご報告をさせていただきます。

順調に生育を続けるヒトゴコチですが、
先日、田んぼの状況を確認に行って驚きました。
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わかりますか?
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そうです。畦板(あぜいた)が消えています。
ちなみに、5月29日のお田植えの際、B班がお田植えした田です。

・・・畦板(あぜいた)とは・・・

田んぼに水を溜めておくための長さ1メートル、高さ50センチ、幅4センチくらいの
コンクリート製のブロック板で、『畦板(けいはん)ブロック』とも言います。

昔は、土をかまぼこ型に盛り、その淵に泥を塗りつける『畦塗り(あぜぬり)』を行っていました。
毎年畦塗りを行わないと、田んぼに水が溜まらないので、苦労して畦塗りをしたそうですが、
周囲にグルッと畦板の張り巡らせることにより、畦塗りをしなくても
田んぼに水を溜めることができるようになりました。

20Kg以上あろうかという、非常に重いブロック板ですが、助かっています。

・・・・・

よく見ると、そっくり泥の中に沈んでしまい、
田の水がゴボゴボ音を立てて飲み込まれていました。
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この状態で、復元すると、ぬかるんだ中に重い板を埋め込むことになり、
またズルズルと沈んでいってしまいます。
なので、応急処置として、まずは穴をふさぎ、
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プラスチックの波板(畦波シートなどと呼ばれます)を立てて、
応急処置を完了しました。
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畦自身がぬかるんでいるため、3列ほど内側に畦波シートを敷設しました。

後ほど、地面が硬くなってきましたら、本格的に復旧工事を行います。

棚田の難しさを実感しながら、作業を完了いたしました。
今後さらに注意深く、水管理をしていきます。

収量に直接的なダメージは与えないことと思いますが、
本当にびっくりしました。

今回酒米『ヒトゴコチ』の田んぼでのアクシデントについて
ご報告させていただきました。

以上、農場スタッフよりお伝えしました。