空土たんぼの「中干し」

いよいよ梅雨が明け、空土ファームや空土の田んぼがある増富地域にも
短い夏がやってきました!
しかし今年、増富地域では夕立さえなかなか発生せず、作物に散水作業を
行ったりしています。
去年は多雨で悩まされましたが、今年は雨が欲しい時に降ってくれません。
何時だって自然と向き合うのはとても難しいものですね...。

御門 全体.jpg
「最近の空土の田んぼです」

さてさて梅雨明け後、御門集落にある空土の田んぼでは「中干し」の作業を
行いました。
田んぼの「中干し」とは、田んぼから水を抜き、土をひび割れさせ、
乾燥させる作業を指します。
時期としては、お田植えから出穂(しゅっすい:稲の穂が出ること)まで
約80日かかるのですが、丁度その中頃に行います。
まさしく「中干し」なのです。

何故、田んぼの中干しを行うのか?と言いますと、昨年、御門の田んぼで
かかってしまった「いもち病」の発生を抑えることが第一の目的です。
昨年、「いもち病」にかかってしまった詳しいブログ記事はこちらです。
http://soratsuchi.com/farm/2009/09/8warning.html

空土の田んぼは十数年も休耕田だった場所を、開墾し再生しています。
休耕田だった土地は概ね肥沃で、窒素分が多く含まれます。
しかし、この窒素分が多すぎると、いもち病の発生リスクが高まるのです。
肥料分が多すぎても、病気になってしまいます!
それは人間でも同じですよね。

それでは、実際に中干しを行った田んぼの写真をご覧ください。

奥2 中干し.jpg
「田んぼにひびが入っています!」

水田と言うくらいですから、そこから水を引いてしまうことは何だか
稲にはとっても良くない状況のように思えるかもしれません。

しかし、この中干しにより、田んぼの表面に亀裂が入り、酸素が根に供給され、
窒素分の吸収を抑える効果があります。
その他にも、開墾後の木屑が土中に残ると発酵し、ガスを発生し、稲の生育に
悪い影響を及ぼしますが、そのガス抜きの効果を果たしたり、また一度乾燥
させることにより、根元の土が強固になって収穫時に稲が倒れることを
防ぐ効果もあるのです!

ただこの中干しをしたからと言って100%、いもち病の発生を抑えられる訳
ではありません。
しかし発生リスクを抑えられたり、仮に発生しても被害拡大を防ぐことが
できます。
中干しの効果ってすごいですね!

奥2 中干し後.jpg
「深水にしています」

中干し後、田に足を踏み入れてみると、かちかちに固まって足が沈まなくなります。
そうなるまでには大体5日から一週間程度。
そうなれば、中干しの作業もほぼ完了!
今度は一気に深水(ふかみず:たくさん田に水を入れること)にして、
お盆の頃迎える大事な出穂期に備えるのです!

おいしいお米を収穫するには、実にたくさんの作業がありますね♪

以上、農場スタッフからのレポートでした。

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